失恋かな・・・

今日はツンデレ君と飲み会をした。楽しかった。
でもツンデレ君はいつもの通り距離を取る。それでも良かった。

でもツンデレ君が引っ越しを考えていたことを聞かされてショックだった。もちろん私に相談もなし。話の仕方では遠方のような口ぶりだった。結局引っ越しは取りやめになったが、黙って遠くに行ってしまうと考えた彼が悲しかった。引っ越しに関して悩んでいたというから、私は辛いのに優しい眼差しをしないといけなかった。まるで親友のように。

「私は（ツンデレ君のことを）全部理解できなくてもいい。ただ好きだから」と言った。
ツンデレ君の答えは「それが男と女の違いなのか、理解できない」だった。

ツンデレ君は十分私の気持ちを分かっている。そして回答を出さないでただ私と会い続けている・・・

ツンデレ君は、いくら愚痴を言おうとも何をしようとも私が何でも許すから甘えきっていることは私にもわかる。でもこの甘えが好意を寄せている女性しか受け入れないということを彼は理解していない。

ツンデレ君の頭の中では、ツンデレ君自身が悩めるヒーロー、孤高の人で誰も理解しないことになっている。きっと頭の中では私はそれに憧れる女性の一人なのかもしれない。

帰りに、ただ抱きしめて欲しかった。誰かに支えてもらわないと崩れていく自分がいる。

ただ私は心に決めている。彼を真剣に好きでいることを。
だから私は彼を愛し続ける。