ドＳかお前は？

今日は作業所。大して尻尾は立っていない。
なんとなく谷山浩子の「恋するニワトリ」を聴きながら作業所に行く。「とさか、さかさか、逆立ちしても、かなわぬお方に恋をした。こいはこい」まあ恋をしているのもわからんが。

作業所は今日は監査だということでスタッフはバタバタしていた。なんだか見知らぬ掲示が新しくしてあるし。監査対策のお飾りってわけね。今日はしかも作る菓子など量が多いらしい。しかし人数は少ない。私には幸いなことに私の嫌いな奴は休みだった。
男友達（もうそろそろなんかニックネームつけようか？）の行動が不審な予感。しかし私は行動をできるだけ邪魔しないよう、むしろ彼のフォローに回ってガンガン菓子を作った。彼はやはり塩キャラメルマドレーヌを作るつもりらしい。私は彼がこっそりできるようにただひたすら作るだけ。一応ノルマは達成したし（私が余計に働いて）、抑鬱になって休んだり、幻聴が酷くなって叫んだりするよりマシだと私は思うのだが。彼がここまでストレスの臨界点に来ていることをスタッフはわざと見て見ぬ振りをしているのだろうか？
午前中の後半辺りでスタッフが男友達の暴走に遂に文句を言ってきた。「私の言うことをなぜきかないの？」みたいなことを言われたらしい。彼は意図的に空気を読んでいないで、スタッフは意図的に男友達のストレスを見ない。どんな見えない牢獄？
こっそり、速く、かつやけっぱちで彼は作っていたのか、マドレーヌの砂糖の量を間違えていた。ある意味菓子を作る時は私かスタッフがついていないとできないかもな。

今日はその理由だからかご機嫌斜め。

私に今日はいちいち文句を言ってくる。
三角巾を取って髪型がおかしかったら「とさかだよ」
髪型で文句を言われたから水をつけて整えていたら「オヤジ臭い」
胸焼けが昨日したから今日は家からレトルトカレーを持っていったら「胸焼けの次の日にカレーって変」

私「・・・」

こっちにもストレスを当てないでよ。

それでも帰りは一緒に帰ってしまう。帰りは楽しいのでコンビニに用事があったけれど電車も一緒に乗ってしまった。アメとムチ？しかし所詮は人の悪口と愚痴の言い合いで繋がっている仲。手と手を結べない。しかも今日は彼はまだ帰りでも菓子作りの興奮から冷めていなくて、早口に隙間を突かない限り新しい菓子は作れないことを熱弁していた。一瞬、彼は本当の病名は明かされていないのでは？という疑惑がよぎる。それだと彼が哀れすぎる。多分神経症だと思うのだが、そうでないと立派に彼は自分が毛嫌いしている自覚のない「精神障害者」の仲間入りだ。多分彼は封建的父親の暴力に怯えて育ち、しかし結局は父親に性格が似てしまっているというパターンなのだろう。私は肉体的な暴力はないが、言葉の暴力のある家庭に育った。だから彼に惹かれるのも事実である。しかしそれは上手くいかない。お互い求め合い、傷つけあうだけだろう。


夜に私が速攻でメールで振ったが友人である自立支援センターの利用者から電話が来た。

彼「今、頭にキテルんだ。出会い系やってて、８００万円くれる人で今日会うって約束したのに、すっぽかされた。これで何回目かな？」

私「お前・・・アホか？」

ここにもただ求めるだけの寂しがり屋さんがいる。寂しいというのが理由だけの恋愛なんて相手は嫌だと思うぜと言っておいた。かわいい性格の人なんだけどね。速攻解約にＰＣと携帯のフィルターかけとけと命令もする。私も寂しがり屋だが、彼と付き合う気はない。性的魅力がないからかな？私って結構ないものねだり・・・ｏｒｚ

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