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ノエルに感謝 [鬱]

今日は休日。

ノエルは単に暖をとっているいるのかわからないが、まだ私についていてくれる。
こんなときは私とノエルの関係は大逆転。ノエルに人間のような手があれば私の頭を撫でてくれただろう。

昨日の夜も結局一晩中ノエルは私の隣で眠ってくれて、朝起きたらノエルが隣で布団の中にいた。

ノエルが私を心配した理由は大変わかりやすい。昨日探し物をし始めて完全に混乱し、もう泣きながら部屋をぐちゃぐちゃにしてしまったから。
私自身でもノエルに見せてはいけない姿を見せていると分かっているので、「ごめんねノエル、ごめんねノエル」と泣き声で繰り返す。

私の主観が思いっきり入れば、ノエルはとても心配している目をしていて、朝もいつもは「いつまで寝てるの、フン!」という感じだが、今日は「しんどかったら、まだ大丈夫」というまなざしだった。

ノエルが大変な日々をおくってからウチにきたというコメントをいくつかもらったが、ノエルの身の上は本当に現代の不幸な子どもと同じ。全部動物愛護団体さんからの情報で、団体さんが聞いた情報も手放した人で、そんな人は無関心だから最低限のことしか話さないのであまり知らないが。
まず捨て猫から拾われたらしい。それから多頭飼いの中に混ざって(この辺りはあやふや)住んでいた。しかし拾った男性が離婚することになり、ノエルは娘の所属物ということになりノエルは母と娘さんの下に。お母さんが低収入だったために生活保護を受けることになり、生活保護を受けるにはノエルは飼えないと団体に連絡が入った。どうも元夫が拾ったことからノエルは母親にかなり邪険にされていて、小学生の女の子が里親が現れるまで必死に面倒を見ていたようだ。こういう人は保健所に猫を持っていくと脅しをかけてくることも多い。それで団体さんが必死になっていたら、のほほんと私が「猫が欲しいのですが」と連絡を入れた。すぐにノエルは私のもとにくることになったが、トイレなどの猫グッズはまだ何もなかったので数日後にと連絡した。それにもその母親は文句を言っていて団体の代表さんと物凄いケンカをしたらしい。ノエルを団体さんが迎えに行ったとき、母親は子どもである娘に「あなたが面倒を見てたでしょ!」と凄い勢いで結局文字通り投げ出されるようにノエルはその家から去った。その時は「ミーちゃん」という名前だった。丁度1月の正月休み明けくらいだったので、色々名前を考えたがキリスト教ではまだクリスマス期間にあたる時期であったので、私へのクリスマスプレゼントという意味でフランス語でクリスマスを意味する「ノエル」にした。

「ミーちゃん」を飼っていた女の子は飼い猫もなくして、お父さんもいなくなって、寂しい生活をしているだろう。私はその子の思いも含めて、ノエルに二度と「いらない仔」の扱いをされないように守っていくと誓った。

そのノエルに私は助けられている。
ノエル、ありがとう
タグ:里親 ねこ 里子
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WATA-ONI

なんか捨て猫の「ミーちゃん」、人間様に翻弄されているような感じですね。
でも、その女の子に出会う為に、「ミーちゃん」はこの世に現われたのかな?
女の子を救ってくれたんでしょうね。別れることになってしまったけれど、女の子の記憶の中には「ミーちゃん」がずっと居るでしょうし、ちゃんとした里親さんに育ててもらえるようになったから安心しているでしょうね。
by WATA-ONI (2008-12-02 17:52) 

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