初めての病院

診察に行ってきた。母と一緒に。

毎日ノエルの看病付きの寝たきりだったが、病院に行かない訳にはいかない。入院していた時に急に主治医が２人になり、その偉いほうの先生がいつもの優しい主治医のセンセーと違いエラソーにしていてそりが合わず結局病院を変えることに。という訳でネットで一応評判が良かった病院に行った。

田舎の山の中。シャトルバスかタクシーでしか行けない。
朝から行くことで神経質になっていて寝不足に抑鬱で気分が悪い。

母はこれからは娘の人生にしゃしゃり出る決心をしたらしい。
母と待ち合わせをして病院に行く。

いかにも入院中心という感じの病院。確かに外来は午前中だけだしね。

聞き取りはワーカーさんが親切にやった。いつもは医師がやっていることだが、これから気になることは訊いていけばいいことだしこんなもんか。

今度主治医になるのは院長センセー。院長という割には若い。歴史がある病院らしいから雇われている院長センセーかな？
私はヘロヘロなので母がぺらぺら喋る。かなり前の病院の悪口を言っている。どうも保護室のことを言っているのだが、あまり説明しても仕方ないだろう。院長センセーは優しく「どうして調子が悪くなっちゃったのかねぇ？」など尋ねてくる。そこに母が「この子は何でも真面目過ぎるんですよ」と弾丸トーク。私は抑鬱で気分が悪い。前の主治医のセンセーの処方と私の抑鬱ヘロヘロを見て「抗鬱剤をいれますね、あと昼は飲まないようにしましょう」と親切に抗鬱剤を３種類くらい言ってくれて、一応選択の余地をくれた。抑鬱で最初に言われた薬にしてしまったが。ということで薬が随分減った。実際前は薬が多過ぎると思っていた。院長センセーと言われるくらいのキャリアだから信頼してみよう。

母に涙ながらに家に来てもらい、私はコタツでノエルとヘロヘロしている。母は家の片付け。ああ親不孝者。

ノエルは今日も看病をしていた。ノエル、しばらくゴメンね。