恋は破れたか？

今日は作業所だった。見えない尻尾を振りながら男友達のいる作業所へ。
今日の猫センサー

ちょっと逃げられた。

作業所では相変わらず男友達と私はガンガン菓子を作る。それから彼は新製品開発。その補助に回る私。それに遠くから私が嫌いな男性の文句のブツブツが聴こえる。毎回これやがな。何か作ると文句を言う。基本自分が中心じゃないと気がすまない人だから当たり前か。
はい、無視して作業、作業。

マーブルコーヒーパウンドケーキはもう完成だが、今度は塩キャラメルマドレーヌ。美味しいというよりもゲテモノ？まあ話題つくりならいいんでない？

作業所が終わって何となく男友達をお茶に誘う。本当は何となくではないが。今回は時間制限付き。私は話しが長いからな。これで嫌われても困る。しかし、私はいわゆる「掃除の出来ない女」で、「信じらんね」と言われた。作業所でも私が自分をおばさん呼ばわりすると「おばさんって自分で言ってると年取るぞ」と言われた。しかし３６歳で「お姉さん」なんて勘違いはしたくない。私はたくましい関西の「おばはん」を目指している。しかしなんかショックだった。

歳なんかレッテルなんか名前なんかカンケーない！という私は少しアナーキーな人間だ。しかし彼は違うんだな。障害者っていうのが嫌いみたい。いわゆる「障害の受容」が出来ていない。多分差別をしているのだろう。それで自分で自分を差別する結果になって矛盾が生じている。この点に関しては私の方が大人だな。自分は自分でしかないんだよ。人と比較したって、人から何と言われたって、人との関係がどうであったって、自分であることは変わらない。でもそれは教えられることではなく、自覚しないと気付かない。

どうせ分子が集合して結合し、複雑な形状を作って分子が生存するための呼吸をしている存在でしょ？あと付随するのは感情のみ。斉藤和義の「君の顔が好きだ」という歌が私のアナーキーな思考回路に似ている気がする。
「君の顔が好きだ　君の髪が好きだ　性格なんてものは僕の頭で勝手に作りあげりゃいい　君の肩が好きだ　君の指が好きだ　形あるものを僕は信じる」
サビはこれだけど、いい歌だからね。

さて、歌はさておき、感情のさらに上に世の中の規則やら、ジェンダーやら、幸せやらの定義やらがある。

残念ながら今日の私は形あるものを信じる気分。
そして彼は形ない決め事で傲慢になったり、弱気になったりして、振り回されている。そしてその決め事に私はどうしても当てはまらない。恋と媚びるは違う。私は私。
それで何となくは感じていたことが今日はさらに強く感じた。
「ああ、この人は私を何とも思っておらず、私も寂しさから想っていたのかな？」と。

多分私は引きずるようにまだ彼を想い続けるだろうが、それこそ私が勝手に作り上げた彼の理想像に恋をしているだけかもしれない。
私がそれを分析することができないのは、私もまた感情という形無いものに踊らされているからかもしれない。
でも、それで構わない。私は私だから。

タグ：作業所 ねこ マーブルコーヒーパウンドケーキ 塩キャラメルマドレーヌ 斉藤和義 障害者

コメント 1

彼さんとすがめさんの間には価値観の相違があるのですね。
価値観の相違って埋められるものと埋められない類のもの
がある。私はまだすがめさんのブログを全部読んだわけではないし
すがめさんの事をなにも知らないけれど
彼は素敵な人で価値観の相違も埋められるかもしれないし
逆も又残念ながらある場合もあると思う。
しかしながら話は変わりますが作業所、私も来年の夏頃
行く予定なんですよ。まだ行ってはいけないというか無理
だと福祉関係の人から判断されていて。
新作のお菓子作りなどやりがいもありそうですね。
塩キャラメルは今、流行なんですかね
私は、クーリッシュというアイスの塩キャラメル味(期間限定)
が好きでしょっちゅう食べています。
試行錯誤して美味しいものが作れたら楽しいでしょうね。
人の内面って複雑で長期間関わらないと
理解できるもんではないですよ、
場合によっては長期間関わっても完全な意味での理解
は不可能な訳だし。

長くなりましたが不快でなければ嬉しいです。
私のブログへのコメントありがとうございますm(_ _)m
by 廃人kumiだよーーん (2008-10-17 10:36)